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Redmine 4.0.0 新機能のご紹介資料です。
2018 年 12 月 9 日にリリースされた「Redmine4.0.0」バージョンでは全部で 215 箇所の変更 がありましたが、代表的な 29 項目に対して説明いたします。
Redmine4.0.0 新機能のご紹介(1)
概要
Redmineの公式ホームページである「http://www.redmine.org/」の「ロードマップ」でRedmineの各バージョン別の機能を調べることができます。
2018年12月9日にリリースされた「Redmine4.0.0」バージョンでは全部で215箇所の変更がありました。
本書では代表的な29項目に対して説明いたします。
カテゴリ別の変更された項目の内訳は下記の表の通りです。
カテゴリー別新機能一覧です。
1.アーカイブプロジェクトへアクセス時、「アーカイブ解除」リンク (#29993)
Option to unarchive the project when admins visit an archived project/Administration
システム管理者がアーカイブされたプロジェクトへアクセスすると「アーカイブ解除」リンクが表示されます。システム管理者ではない権限では、「アーカイブ解除」リンクが表示されません。この機能により、管理者は簡単にプロジェクトのアーカイブを解除できます。
2.添付ファイルの向きを自動修正(#28616)
Handle image orientation of attachments and thumbnails/Attachments
Firefox以外のブラウザでは下図のように添付ファイルが表示をされますが、Firefoxでは下図のように添付ファイルが正しい向きで表示されます。
3.添付ファイルダウンロード用のURLの表記方法変更(#27822)
Remove filename from attachment preview links/Attachments
以前のバージョンでは、添付ファイルダウンロード用のURLの表記方法が「/attachments/2/down.jpg」のように「/attachments/:id/:filename」形式で表記されていました。この方法だと、添付ファイル名が「down.jpg」から「down_new.jpg」のように変更されると、「/attachments/2/down.jpg」ではアクセスできず、「/attachments/2/ down_new.jpg」でないとアクセスができませんでした。添付ファイル名が変更されると、添付ファイルへのアクセスができなく不便がありました。4.0.0バージョンからは「/attachments/:id/」となり、添付ファイル名の変更があっても同じURLでアクセスすることができます。
4.wikiでの添付ファイル一括削除(#16410)
Bulk delete wiki attachments/Attachments
wiki編集ページで、添付ファイルがある場合、「添付ファイルの編集」メニューがあり、クリックをすると、下図のように、添付ファイルを削除するチェックボタンが表示されます。この画面から添付ファイルを削除することができます。
5.カレンダーでコンテキストメニューの表示(#28067)
Add context menu for issues in calendar/Calendar
カレンダーページで下図のようにコンテキストメニューが表示されます。以前のバージョンではカレンダーページはviewの機能しかありませんでしたが、4.0.0バージョンからはカレンダーページからチケットの編集が可能になります。
6.ガントチャートの表題欄の幅がリサイズ可能(#20481)
Gantt: right and left resizable panel/Gantt
下図のように、ガントチャートの表題欄の幅をマウスドラッグでリサイズが可能になりました。
7.ガントチャートでコンテキストメニューの表示(#10485)
Add new context menu in Gantt view for each issue/Gantt
ガントチャートページで下図のようにコンテキストメニューが表示されます。以前のバージョンではガントチャートページはviewの機能しかありませんでしたが、4.0.0バージョンからはガントチャートページからチケットの編集が可能になります。
8.CSVエクスポート時「エンコーディング」選択機能(#26279)
Allow switching the encoding to UTF-8 when exporting to CSV/Issues
以前のバージョンでは、CSVエクスポート時「エンコーディング」を選択できませんでしたが、4.0.0バージョンからCSVエクスポート時「エンコーディング」を選択できるようになりました。
9.「重複しているチケットを連動して終了」オプションの追加(#26192)
Option to disable automatic closing of duplicate issues/Issues
4.0.0バージョンから、「管理」->「設定」->「チケットトラッキング」に「重複しているチケットを連動して終了」オプションが追加されました。
以前のバージョンでは重複しているチケットに関係を指定した場合、片方のチケットを終了すると、重複している他のチケットも自動的に終了されました。
4.0.0バージョンから「重複しているチケットを連動して終了」オプションをオフにすると、チケットに関係を指定した場合で、片方のチケットを終了しても、重複している他のチケットは自動的に終了しないように設定できます。
10.カテゴリ選択時に担当者自動挿入機能(#15919)
Set default category assignee immediately upon category selection/Issues
プロジェクトの「設定」タブの「チケットのカテゴリ」でデフォルト担当者を指定します。チケット作成時に、「カテゴリ」を選択すると、自動的にカテゴリで指定したデフォルト担当者が担当者欄に入力されます。
本書の内容は2018年12月11日現在のものであり、内容は事前予告なく変更される場合があります。